がんに対する温熱療法「ハイパーサーミア」のここが凄い
医療関係者の中には、「体を温めるのなら温泉でも民間療法でもいいじゃないか」と思う人もいるかもしれない。
しかし、それでは皮膚表面の温度は上がっても体の奥に潜むがんに熱が届かない。
「ハイパーサーミアは免疫の上乗せ効果が期待できるため、今後、脚光を集める治療法だと期待しています。より多くの人に理解していただけることを願っています」
なお、今大会はオンラインで行われるが、そのためのオンライン学会システムが群馬大学で新たに開発されたという。
「現在、学術大会は民間の会議システムが利用されていますが、その中には海外のサーバーで運用され、情報が外国に利用される恐れがあります。それを回避するために大学内のサーバーでオンライン学会システムを開発しました。安全性に優れているため病院はもちろん、警察や消防署などから問い合わせがくるなど関心を持たれています」
会議システムに興味がある人にとっても面白い大会になるかもしれない。