著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

春の体調不良にはニンジンと豆乳で「血」と「水」を補う

公開日: 更新日:

 これらの「春トラブル」を防止するためには、肝のバランスを整えることが重要になります。その肝と重要な関わりがあるのが「血」。中医学では「全身に流れて栄養を与える働きのある液体」と考えます。肝は血が充実してこそ、きちんと稼働するのです。

 さらに、うまく利用したいのが「水」。水は血以外のあらゆる体液を指し、体に潤いを与える働きを持つ液体とされます。そして水は過剰になり過ぎた肝の働きを正常化してくれるのです。

 よって、血を補う食材と水を補う食材をダブルで取り入れると、肝のバランスが取れて春の体を快適に維持することができるようになります。

 血を補うのに役立つのは、ホウレンソウ、小松菜、ニンジン、レバー、イカ、アナゴ、カツオ、ブドウ(レーズン)、黒ゴマなど。そして水は、ナガイモ、レンコン、白菜、ホタテ、カキ、豆腐、牛乳、豆乳、白ゴマなどの食材で補えます。

 味噌汁の具には豆腐とホウレンソウを使う、カツオのお刺し身に白ゴマを振る……といった工夫をしてみましょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」