今冬のインフルエンザ大流行を懸念する声が…医師が解説

公開日: 更新日:

インフルエンザウイルスは新型コロナに滅ぼされたわけでなく、活動を一時停止したに過ぎません。ところがインフルエンザウイルスに対するヒトの免疫は、昨シーズンの後半、今シーズンとインフルエンザウイルスにさらされなかったことで、すっかり弱体化している可能性があります。ヒトの免疫はシーズンごとにウイルスにさらされることで自然に高まると考えられているからです。そのため、インフルエンザウイルスがいったん動き出すと鍛えられていないヒトの免疫の壁をウイルスがやすやすと乗り越えて例年以上に早く感染し、重症化しやすい状況が出てくると考えられるのです」(林院長)

 同じような考え方をする人は海外にもいる。

 世界的に有名な小児病院である、米国メンフィスにあるセントジュード小児研究病院のインフルエンザ専門医のリチャード・ウェビー氏だ。6月上旬のCNNのインタビューに「史上最悪のインフルエンザシーズンが来るかもしれない」と答えている。

 気になるのはインフルエンザの動きだけではない。昨年はほぼゼロだったRSウイルス感染症がここにきて激増していることだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは