厚労省が「重大な副反応」として警戒度を引き上げた心筋炎や心膜炎の発症が比較的多く見られる10代.20代の若年層もしっかり熟考したい。
「オミクロン株をはじめ今後の感染の広がり具合などによって状況は変わってきますが、今のところ若年層における新型コロナ感染症の発症、重症化、死亡リスクは低いといえます。ワクチン接種による心筋炎や髄膜炎の発症リスクを比較して、きちんと納得した上で判断したいところです。もちろん、3回目接種によって感染しにくくなると報告されていますので、接種が望ましいのは大前提です」(荒川氏)=後編につづく