胃がんの手術から2年目、夜な夜な“盗み食い”するようになって…
手術後の最初の1年間は、再発予防のための抗がん剤治療を行っていて、食欲はなく、食事量は減りました。2年目になって、この空腹感は抗がん剤がなくなったことでの、いわゆる反動のようにも思っていました。また、かつてKさんは毎晩、寝たばこをしていましたが、胃がんの手術をしてからは家の中から灰皿が消え、禁煙は続いています。
■再発の不安が原因?
胃の手術をした後、Kさんは担当医から指導を受けました。そのメモには次のように書かれています。
「水分は十分にとる」「甘いものは食べてもよい ダンピング症候群を防ぐ」「なんでも食べてよい」「寝る直前は固形物は食べない」「禁煙」
また、ある知り合いの医師から「睡眠剤を飲んでから食べるのはやめなさい」と言われたことがありました。
「空腹で、すぐに寝つけないことがあっても、この時に、脂っこいもの、カスが大量に出る果物を食べることは勧められません。それらを食べてから寝てしまうと、果物などは翌朝まで胃袋にとどまってしまい、お腹のもたれた感じのもとになります。寝る直前は、空腹でもジュースなどのカスの出ないもので我慢することです」