友人と食事したりたばこを吸ったり…これも自宅での在宅医療だからこそ
「この前のMRIの結果だと、脊柱管が細くなってることがわかったんです。脊柱管狭窄症はひどくなるとしびれたり、便意や尿意がなくなったりするんですが、それはまだのようですね」(私)
「はい」(患者)
「ただ何年も動かず筋力が落ちているので、果たしてどれくらいで回復するかは、わからない状況ではあります」(私)
日常生活を送るために、最低限必要な日常的な動作(ADL)の確保のためにも筋力の維持は重要です。
「歩けたらいいけど、外に出歩こうとは思ってない。部屋の中で寝たきりじゃなくて、ある程度この部屋で行ったり来たりできるようになればいいです」(患者)
それでも希望を捨てず、ご自宅でできることや楽しみを見つけたり、願望をもって生活されたりする姿に、私たちもほっとするのでした。