蒸し暑い夏が到来…糖尿病の「水虫対策」はどうすべきか
■足の指と指の間を乾燥させる
「大事なことは、毎日、足の状態をよく観察することです。足の裏、指と指の間などをよく見られるように鏡を用意しておきましょう。痛みや切り傷、水ぶくれなどをしっかり観察しましょう。毎日お風呂でせっけんを使って足の指の一本一本、足の裏などを丁寧に洗います。人によっては入浴中にナイロン製タオルや軽石などを使ってかかと部分や足の指の間をごしごしこすり洗いする人を見かけますが間違いです」
そもそも白癬菌は、水虫の人のはがれた角質の中にいて、それが付着することで感染する。しかし、付着から感染まで半日程度かかるともいわれ、その間に洗い流せば消毒薬など使わなくても感染のリスクはない。
「お風呂から出たら乾燥したタオルなどで指と指の間を含め、足全体をしっかり拭いて乾かします。水虫は足の指と指の間にできることが多いので、寝ている間に足の指を矯正するためのプレートを挟んだりするのもいいと思います。また、靴下も5本指ソックスを使うのもいいでしょう。もちろん、靴は通気性のよいものを選びます。できたら、複数の靴を用意して数日ごとに履くといいでしょう」