親の主治医に直接会って子供がチェックすべきこと
たとえば「患者から質問をされることを嫌い、私の言うことを聞いていればよろしいと怒る」ようなタイプ。これでは患者が萎縮し、自分の健康状態を把握するどころか、疑問を解決することさえできない。
「もう高齢なのでこれ以上の積極的な治療はできない」と対症療法しかしないケースもある。本当にそうならともかく、主治医の知識不足で他の選択肢を潰してしまっているかもしれない。
いずれも筆者の体験談だが、前者は詳しく聞こうとすると「私が信用できないのか」と怒られた。後者はその診断に疑問があり、他の専門医複数に助言を請うと「今は高齢でも手術により飛躍的に改善する」との回答を得た。
誤解を恐れずに書くと、医師なら誰でもいいとは言い切れない。大切な親を任せていいのか、子供としてしっかり見極めたい。ただ、高齢の親の中には「先生に質問をすることは失礼なこと」と思っている人がいて、地方では病院が限られ「そこに頼らざるを得ない」ことがあるのも事実。疑問を感じたとしても、親とは慎重に話し、妥協点を見つけたい。