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古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【柿酢】夜に吸収がアップ! 疲れを解消し血圧を抑える

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 一方で、柿酢の発酵過程により生成される酢酸は、胃の働きを活性化して消化を助ける効果があります。特に消化酵素の分泌を促進し、食後の胃の不快感を減らす作用が! 実際に酢の摂取が運動後の疲労軽減に有効であることを示す研究もありますし、酢酸の血管拡張作用によって血圧の低下や血流改善が促される報告もされています。

 吸収されにくいとされるカルシウムも、酢と一緒に取ることで吸収率が向上します。そしてこのカルシウム! 実は夜の方が吸収がアップするんです。柿酢を牛乳で割ったり、小魚を使った酢の物などにする夜ごはんもいいですね。

 ただし、過剰摂取には注意が必要です。胃酸過多や消化器系に問題がある場合は摂取を控えたり、日常的に取り入れる際は1日大さじ1~2杯程度を目安にすると良いでしょう。

【連載】時間栄養学的「気になる食品」

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