野球賭博の高木京が処分解除…巨人は再契約かトレードか
「事件発覚直後の一時期こそ、実家のある石川県に戻っていましたが、すぐに都内に戻ってトレーニングを再開しました。3勤1休のスケジュールで走り込み、体幹トレーニング、特に肩甲骨回りの強化に力を入れ、ピッチングを始めた昨年の6月には本人も周囲も驚くほど、球のキレが出ていました。事件直後に行った号泣会見を見ても分かるように、根はクソがつくほど真面目で練習熱心な男。問題を起こした自分をそれでも支えてくれる人たちのために、という思いが強く、体は処分前より出来上がっているんじゃないかと思うほどです。実戦からは遠ざかっていますが、事件前にはほとんど使わなかったフォークを試合で使えるレベルの球として習得し、母校の国学院大の野球部関係者によれば、『野球人生で最も状態がいいんじゃないか』と言っているくらい。ウワサを聞きつけた日本ハム、楽天、中日など複数球団が獲得に興味を持っているといわれています」
■3首脳引責辞任のアレルギー
高木は15年までの入団4年間で139試合に登板し、6勝無敗(防御率3.03)。先発もリリーフもこなす貴重な左腕として重宝された。無期失格となった3投手とはそこが決定的に違う。前述したように、高木が復帰する場合は巨人に限られる。処分を受けていた1年間のブランクを感じさせない状態をキープしているなら、再契約後に他球団へトレードすることは考えにくいが……。