3年ぶりツアー11勝目 宮本勝昌の師匠が明かす強さの秘訣

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【ダンロップ・スリクソン福島オープン 最終日】

 1打差3位タイ発進の宮本勝昌(44)が9バーディー、ノーボギーの63で回り通算22アンダーとして、逆転で3年ぶりツアー通算11勝目を挙げた。

「現役プロは40歳を過ぎるとみんな、もう優勝できないかもしれない、と思っている。自分も2014年日本シリーズが最後だと思っていたので、今週優勝できてうれしい」

 師匠は本紙試打クラブ連載でおなじみの石井明義プロだ。宮本が小学校高学年の時から指導しており、44歳になっても勝ち続ける秘訣をこう語る。

「小学生の時にスライスとフックの打ち方を教えた。もちろん両方打てるが、フィニッシュを見てもわかるとおり今ではフックにならないきれいなスイングに徹底している。ああだこうだとゴルフを難しくしないでフェードボールに絞って同じことを繰り返している。トレーニングで体も鍛えており、スイングをシンプルに考えるのがプロ生活を長く続けて勝てるコツです」

 宮本のドライバー平均飛距離は284.74ヤード(ランク53位)。飛ばなくてもパーオン率68.66%(同10位)とグリーンをとらえるショットが光る。飛距離欲しさにスイングを改造するのではなく、愚直に同じことを続けることが何よりも強みなのだ。

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