【カヌー】準々決勝敗退で引退…「破天荒」な女子カヌー小野祐佳のセカンドライフ
「どんなに飲んでも顔が変わらず、『まだ飲むの?』と不安になるくらいグイグイいきます。炭酸が苦手なのでビールなどではなく、日本酒を好んでいました。男勝りの部分があるので、言いたいことはハッキリ言うタイプ。今年5月末に祐佳が受けていたインタビュー動画を見ましたが、『目指すメダルの色は?』と問われた際に、『……それは難しいです。言わなくてもいいですか。現実を見たいので。すみません』とキッパリ。こんな部分も祐佳らしいです」
鎌田さんは小野を含む友人らと、たびたびスノーボードを楽しんだ。そこでも「男勝り」な部分が見え隠れしたという。
「破天荒なところがあって、普通の人なら専用のウェアを着ますが、普段着のまま滑るんです。『転んだらビチョビチョになっちゃうよ』と言っても、『別に気にしないから』と(笑い)。情熱がすごすぎて、みんなが『あと1回滑ったら休もう』ということになっても、『休みたい人は休もう。私は行くよ!』と、いつまでも滑り続ける。かなりスピードも出すし、難しい技にも果敢に挑んでいく姿は男顔負けです。東京五輪を目指し始めてからはケガ防止のためにスノボにも行っていないようなので、ひと段落したらまた誘いたいです」
小野は今後、秋田県職員の仕事に専念するという。セカンドライフという大海へ漕ぎだしていく。