エース菅野が“投壊巨人”の最後の切り札? 苦手ソフトB戦で復帰させざるを得ないチーム惨状

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■19年から4連敗中

「菅野は長年エースとして巨人を引っ張ってきたけど、パと戦う交流戦が苦手。通算10勝12敗と負け越しているうえに、19年6月のソフトバンク戦から4連敗中です。19年と20年に巨人が日本シリーズでソフトバンクに8連敗を食らった時も、19年は初戦、20年は4試合目に先発して、いずれも4失点で敗戦投手になった。苦手意識のあるソフトバンク戦で復帰というのは酷かもしれません」

 とはいえ、背に腹は代えられないチーム事情がある。巨人は5日現在、借金1の4位。返済と借金を繰り返すチームにあって「菅野の投入は最後の砦」と、さる二軍関係者がこう明かすからだ。

「キャンプからアピールを続けていた育成ドラフト1位ルーキー松井の勢いと、開幕前に離脱したエース菅野の戦列復帰が、一軍を救う切り札だった。松井が二軍に強制送還となったことで、菅野の復帰以外に先発として一軍に推薦できる投手がいなくなった。球団史上初めて新外国人で開幕投手を務めたビーディは、一軍5試合で0勝4敗(防御率5.47)と散々。5月に登録を抹消されると、最近は中継ぎの準備を始めていますから」

 最近「若手の抜てき」をアピールする原監督だが、菅野の復帰が「最後の切り札」というなら、6月にして早くも“タマ切れ”ということかもしれない。

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