「シェイプ・オブ・ウォーター」ギレルモ・デル・トロ、ダニエル・クラウス著 阿部清美訳

公開日: 更新日:

 口が利けないイライザは、アメリカ・ボルティモアにあるオッカム航空宇宙研究センターで深夜の清掃業務に従事している。ある夜、作業書の指示に従いこれまで入ったことのない部屋に同僚とともに入室すると、巨大なタンクが据えられ、見たことのない作業員や研究者たちが働いていた。ちょうどそのとき、陸軍のストリックランドがアマゾンの奥地で捕獲してきた「貴重品」が運び込まれてくる。

 イライザは「貴重品」を入れた鉄の密閉容器の小窓を内側から叩きつける大きな手に目を奪われる。やがてイライザは、周囲の目を盗み、先住民からギル神と崇められているその「彼」と心を通わせ始める。

 アカデミー賞4部門制覇の話題の映画のノベライズ。

(竹書房 1000円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…