勤務歴も確認 「信頼できる町医者」見つける3つのポイント
「内科医であれば、『消化器』『循環器』『呼吸器』『腎臓』『血液』『神経』『内分泌・代謝』『アレルギー・膠原病』『感染症』といったサブ領域に該当する病気を一通り診ることができます。仮に重症であれば、大きな病院の専門医を紹介してもらえます」
(2)医師のプロフィルをチェックする
クリニックや診療所を選ぶということは、医師を選ぶということ。だから、医師のプロフィルが重要になる。中でも、医師の「勤務歴」をしっかりチェックする。クリニックのホームページなどで、その医師がこれまでどんな病院にどれだけ勤めてきたのかを確認。これが、医師の信頼度を判断する材料になる。
大学病院などの大きな病院に長く勤務していた医師は、自分の専門分野から外れるとからきし……なんてケースがある。たとえば、大学病院の呼吸器専門医なら、肺がんの患者ばかりを診ていたという医師も少なくない。そのため、ちょっとした風邪の対応があまりよくわからないなんてこともある。
「都心なら、100~200床くらいの規模の中小病院に勤めていた医師を選ぶのがいいでしょう。それくらいの規模の一般病院は医師の数も限られているため、一人の医師があらゆる患者を診なければなりません。より多くの患者や症例を診てきた医師の方が鍛えられていて、信頼できる可能性が高くなります。あまりにもはっきりしすぎている専門科目の資格を持っている医師も、自分の得意な分野の病気に引っ張られたり、別の分野だと頼りないケースがあります」