薬服用者も必読 ぐっすり眠るための「正しい睡眠知識」
★60代は「5時間睡眠」
「加齢とともに必要な睡眠時間は減ります。20代なら8時間は必要ですが、40~50代で5~6時間、60代以上なら5時間もあれば十分です」
ところがそう考えない人は多く、「眠れない」と訴える患者の大半が「8時間睡眠」を理想とし、目標としている。
「8時間以上の睡眠じゃないと駄目な高齢者がいたら、逆に、健康状態に問題があるのではないかと疑います」
★「起きたい時間」から逆算して寝る
40~50代で必要な睡眠時間は5~6時間。朝7時に起きたいなら、逆算して深夜1~2時に床につくといい。
「早朝に目が覚める人は、床に入る時刻が早すぎるのかもしれません」
★日中の過ごし方が夜に影響
「特に60代の定年退職した人で眠れない人の話を聞くと、日中ゆったり過ごしすぎなうえ、布団に早く入りすぎ。睡眠は日中の体の疲労感を癒やすもの。日がな一日テレビをぼーっと見ていたら、夜眠れなくても仕方がありません」