もちろん、これはあくまで私の仮説であって、花粉症対策のために意図的にカテコラミンの分泌を増やしたり、作用を増強したりすることは現実的ではありません。仮にそのために薬を使って甲状腺機能を高めてしまうと、心房細動の副作用を起こす可能性があります。そうなると、脳梗塞の発症リスクも上がってしまうのです。
本来の治療法とは違う治療法(代替療法)によって、より重篤な合併症を起こす可能性があれば、医師がその治療法を選択することはありません。これまでのお話は、私の体験をもとにした花粉症に関する一考察だと考えてください。
花粉症は心臓にも悪影響を与えます。次回、詳しくお話しします。