密接に関係する4つの病気 メタボ対策だけで認知症は防げる

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 糖尿病も高血圧も、治療を受けているのは半分程度で、そのうち血糖値や血圧が十分下がっている人は半分ほど。どちらも、4人に3人は治療が不十分なのが実態。

「自覚症状がないから、今は受診しなくてもいいだろう」という甘い考えが、じわじわと脳の血管にダメージを与え、知らず知らずのうちに認知症を引き寄せるのだ。

 一方で、“低い血圧は認知症のリスク”といった見方もある。それが事実なら、厳格な高血圧の治療は認知症予防の点でよくないことになるが、どうなのか。東京都健康長寿医療センター顧問・桑島巌氏(循環器内科)が言う。

低血圧が認知症リスクになるという見方があったのは事実ですが、今では完全に否定されています。認知症予防のためにも、高血圧は放置せず、しっかり治療して、上の血圧を120~130mmHg台にキープすることです」

 食事運動の改善が必要なのは言わずもがな。「親の言動がちょっと怪しい」と感じた人は、今のうちにメタボ対策を続けることが、自分の認知症対策になるのだ。

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