減量手術の総本山 糖尿病歴10年未満なら約9割が“寛解”

公開日: 更新日:

 糖尿病の改善効果は体重減少だけでなく、腸管ホルモンや胆汁酸の分泌が変わること、腸内細菌叢が改善することが関係すると同院のデータで証明されている。ただ、これだけでなく他に分かっていないメカニズムもあるという。

「海外の複数のデータでは、大腸がん、膵臓がん、乳がん、子宮体がん、前立腺がんなど肥満に関連するがんの罹患が3割以上減ると報告されています。また、米国の研究では、すべての合併疾患による死亡率が9分の1に減少するというデータもあります」

 高度肥満の腹腔鏡手術は難易度が高いが、減量手術の手術関連死の割合は胃がん手術より少なく平均0.2%。笠間センター長は、同センターでこれまで国内最多の1000例以上の減量手術を行っているが手術関連死はゼロという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動