扁桃炎で病院を転々…秋川雅史さんが「声」を取り戻すまで

公開日: 更新日:

 その結果、扁桃が膨れたまま治ってしまい、それを境に一定音域にくると声にガリガリと雑音が入るようになりました。

 一時帰国して受診したら、医師から「扁桃と声は関係ありません」と言われ、原因不明のまま再びイタリアへ……。でも結局、声は改善されずに帰国を余儀なくされました。

 帰国後は、「医師が何と言おうと、原因は扁桃だ」という確信があり、「扁桃を切りたい!」の一心で病院を探しました。

 扁桃と声は関係ない。だから「高い声が出ないだけじゃ扁桃を切る理由にならない」という医学の常識の中、「年に6~7回も風邪をひく」という理由なら手術ができるということになり、何とか手術にこぎ着けました。そして、術後の激痛に耐えながらも「これで治るんだ」とわくわくしていました。

 ところが練習を再開すると、まったく治っていなかった。希望から一転、この時ほど精神的にツラかったことはありません。「やはり関係ないのか?」という思いがよぎる一方で、「絶対に何か原因があるはずだ」と信じ続け、声に特化した医師を人づてに聞いて7~8軒の病院を転々としました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  2. 2

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功が休養でテレビ業界大激震…キー局編成関係者「いずれ番組の打ち切り話が出てくる」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  1. 6

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  2. 7

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 8

    【動画あり】イケイケ国民民主党に“パワハラ問題”噴出!女性衆院議員からの罵倒叱責で体調不良に…4人も離党の異常事態

  4. 9

    “現代の遊女”吉原のソープ嬢はNHK大河ドラマ『べらぼう』をどう見ている? 地元は特需に沸く

  5. 10

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ