永田宏
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永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

70代後半で10人に1人が要支援以上に 働けるのは何歳まで?

公開日: 更新日:

 健康寿命はほとんど当てになりません。しかし何歳ぐらいで介護が必要になるのか、大いに気になるところです。

 厚生労働省の「介護保険事業状況報告」によれば、2017年1月時点での要支援・要介護者の人数は、約631万人(男性約195万人、女性約436万人)でした。

 ちなみに要支援とは「日常生活はほぼ自力でできるが時々介助(手助け)が必要」でかつ「介護サービスを受けることで、生活機能が維持・改善できるかもしれない」状態とされています。要支援1と2に分かれており、2のほうが重症です。

 要介護は1から5まで分かれています。要介護1はもっとも軽く、日常生活全般を何とかこなせるが介助や支援が必要な状態、あるいは軽い認知症が入っている状態です。要介護5になると、ほとんど寝たきりで、意思の疎通も困難になります。

 定年後も軽い仕事を続けたいということであれば、要介護は言うに及ばず、要支援も避けたいところです。もっとも軽い要支援1でも、足腰がだいぶ弱っているため、立ち仕事や、移動が多い仕事は難しくなります。手先の器用さも失われます。

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