著者のコラム一覧
尾上泰彦「プライベートケアクリニック東京」院長

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

セックスの運動強度は心臓が壊れるくらい激しいものなのか

公開日: 更新日:

 セックスは、どれくらいの運動に相当するのでしょうか。医師から「心臓が悪い」と言われている人の中には、不安に思っている人もいることでしょう。心疾患の病態や程度は患者さんによってさまざまですので、「セックスをしてもいいか」は担当の医師にきちんと聞いた方がいいでしょう。

 ただ、セックスにどれくらいの運動強度があるかは、ある程度分かっています。運動強度は、体重1キログラム当たりに取り込まれる酸素量が指標とされますが、それでは分かりづらいので「METs(メッツ)」という単位で表します。メッツは、安静時の酸素摂取量3.5ミリリットル/キログラム/分を「1」としたときに、その運動で何倍のエネルギーを消費できたかを示しています。

 たとえば、横になったり座って楽にしている状態は「1メッツ」です。座って食事やデスクワークは「1.5メッツ」、料理、着替え、洗面などは「2メッツ」、ウオーキングや掃除は「3メッツ」、卓球やラジオ体操第1は「4メッツ」、ゴルフ(クラブを担いで運ぶ)は「4.3メッツ」、テニス(ダブルス)やラジオ体操第2は「4.5メッツ」、野球ソフトボールは「5メッツ」となります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  2. 2

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    巨人・田中将大“魔改造”は道険しく…他球団スコアラー「明らかに出力不足」「ローテ入りのイメージなし」

  5. 5

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…

  3. 8

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  4. 9

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  5. 10

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…