「陽」を補う赤貝・ネギ・ショウガでやる気を取り戻す
なんだかやる気が出ない。期待を一身に受けた仕事ですら、取り掛かるのもおっくう……。そんなときはまず、食べているものを見直すことをおすすめします。
チェックしたいのが「陰と陽のバランス」です。中医学では陰陽学説といって、この世にあるすべてのものは、陰と陽に分かれるという考え方があります。健康な体を維持するためには、陰陽のバランスが取れた「陰陽平衡」の状態であることが大切。
どうも気力が湧かない、動きたくない、なんだか暗い気分……というときは、普段の食事が「陰の食材」に偏り、体が陰に傾いた状態である場合が多いのです。
すべての食材も陰と陽、そしてどちらでもない中庸に分かれています。
陽の食材は体を温め、陰の食材は冷やして潤いを与える特徴があります。代表的な陽の食材として、野菜はネギ、ニラ、ショウガ、ニンニク。肉は羊肉、牛肉。魚介類はエビ、赤貝、ナマコ。そのほか栗、クルミ、シナモン、コショウ、黒砂糖、紅茶などが挙げられます。
一方、陰の食材として、野菜ではトマト、キュウリ、大根。肉は豚肉。魚介類はアサリ、カキ、そのほかフルーツ全般、豆腐、緑茶などがあります。