森永卓郎さんは糖尿病を克服 12年前は「足が象の脚のようにパンパンに腫れて…」

公開日: 更新日:

 何種類もの薬とGLP-1受容体作動薬(インスリンの分泌を促す薬)をお腹に注射する治療を始めるとHbA1cは9%まで下がりました。でもそれ以上は改善せず、横ばいが続きました。

■テレビ番組のトレーニング企画が転機に

 転機になったのは、15年のTBSテレビ系「オールスター感謝祭」でした。番組内の企画でライザップのCM出演権を懸けたコンテストがあり、「勝ち残ったら賞金500万円」というので、賞金目当てでエントリーしたら、視聴者のリモコン投票で私がぶっちぎりの1位になったのです。

 ダイエットトレーニングを始めたのは、それから2カ月後でした。何しろ健康状態が悪かったので、まずは考え得る限りのありとあらゆる検査を受けることになりました。MRIはもちろん、体に負荷をかけたときの血中酸素の変化といった一流アスリートがするような検査までして徹底的に調べあげたのです。そして、私専用のプログラムを作り、医療チーム監視の下、トレーニングが始まりました。

 週2回のトレーニングと食事療法を2カ月半続けたことで体重は20キロ減り、ウエストは23センチ縮みました。同時にHbA1cも5.8%まで下がり、眼底出血もなくなりました。つまり、5年間治らなかった糖尿病が一気に治ったのです。私を診ていた医者たちがみんな驚いていました。完全に治っちゃう人は、あまりいないんですって。どうやら、膵臓が壊れていなかったのがよかったようです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」

  2. 2

    20代女子の「ホテル暮らし」1年間の支出報告…賃貸の家賃と比較してどうなった?

  3. 3

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 4

    「フジ日枝案件」と物議、小池都知事肝いりの巨大噴水が“汚水”散布危機…大腸菌数が基準の最大27倍!

  5. 5

    “ホテル暮らし歴半年”20代女子はどう断捨離した? 家財道具はスーツケース2個分

  1. 6

    「ホテルで1人暮らし」意外なルールとトラブル 部屋に彼氏が遊びに来てもOKなの?

  2. 7

    TKO木下隆行が性加害を正式謝罪も…“ペットボトルキャラで復活”を後押ししてきたテレビ局の異常

  3. 8

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  4. 9

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 10

    松たか子と"18歳差共演"SixTONES松村北斗の評価爆騰がり 映画『ファーストキス 1ST KISS』興収14億円予想のヒット