がんの治療は病院で、貧血の治療は在宅で…使い分けも可能
「そうなんですね。今までの経過を教えていただいた感想として、普通なら手術もして抗がん剤もするケースなんですが、年齢が引っかかったのだと思いますね。年齢も人それぞれなので、元気な90歳もいれば積極的治療が難しい70歳もいるから正解はないと思いますが。いずれにしても病院によって方針が異なってくるので、私の方でもセカンドオピニオンの病院を当たってみましょう」(私)
その上で在宅でも輸血ができることを説明。がんの治療は主治医がいる病院もしくはセカンドオピニオンを受けた病院にゆだね、私たちはがんから来る貧血を診ていくという方針に決まったのでした。
このように、時に患者さんのご要望に添って、あえて一部だけをサポートする役割にまわる。そんな利用の仕方ができるのもまた在宅医療なのです。