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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

大坂なおみだけじゃない…米国ではZ世代の4割がメンタルの診断を経験

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 実はもうひとつ、この世代がこれまでと大きく違う特徴があります。自分がメンタルに問題があると自覚し、親や友達、先生などに相談したり、セラピーなどにも積極的に通っていることです。また、問題に向き合う同世代には強いエンパシー(共感)を示しています。メンタルで苦しんでいる体験を共有するのが、タブーでなくなって来ているのです。

 記憶に新しいのは、Z世代を代表するテニスのスーパースター大坂なおみさんが、自身のメンタルの問題を明らかにしたことです。強く見せたいはずのアスリートが、弱みを曝け出したーー。これが世界に衝撃を与えました。しかし彼女の発言から、若者を含め多くの人が「自分だけではない」という勇気を得たのは間違いありません。

 メンタルを病んでいるだけでもつらいのに、それを隠したり負い目に感じたりすれば、さらに生きていくのが苦しくなります。「OKでなくてもOK」というなおみさんの言葉が、真に理解される社会になれば、メンタルを病む人は逆に減っていくかもしれません。

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