運動中や運動後にすねの内側が痛い…鍼治療で改善できるのか
シンスプリントに、鍼治療は有効です。
刺激を加えるツボは、「三陰交穴」や「漏谷穴」。前者は、脛骨の内側縁で内くるぶしから指4本分の場所にあり、後者は、内くるぶしから指8本分の場所にあります。いずれも、消炎、鎮痛、血液の循環改善による修復促進効果を期待できます。
症状が強い時は運動をしばらく休止し、足への大きなストレスをなくし、炎症を抑えることが大切です。同時にふくらはぎのストレッチは効果的です。炎症症状が強い場合には、Rest(安静)、Icing(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の4つの単語の頭文字を合わせた「RICE」処置を行うとさらに効果的でしょう。
かつて実際にシンスプリントで悩んでいる大学サッカー部の選手に対処した場合では、鍼治療を週3回行った結果、痛み、再発もなく練習に戻ることができたケースもありました。
ただ誰もが鍼灸が向いているとは言えませんし、絶対に効くとも言えませんが、まずは試してみることをお勧めします。