【総ビリルビン】ヘモグロビンの老廃物 基準値超えたら超音波検査を
問題は胆道です。胆石や胆管がん、膵臓がんなどで胆道が詰まると、胆汁が排泄されにくくなるため、血中ビリルビン濃度が上昇してくるのです。
ビリルビンは黄色い物質です。血中濃度が3.0以上になると、黄疸が出てきます。皮膚などが黄色くなるのですが、日本人は黄色人種なので、初期の黄疸は分かりにくいといいます。しかし白目も黄色くなってくるので、自分で、あるいは家族に見てもらって、チェックできます。
総ビリルビンが基準値を超えている人は、腹部超音波検査を受けるといいでしょう。肝臓、胆のう、胆道、膵臓などの様子が分かります。それで悪いものが見つからなければ、ひと安心です。