プロが教えるシャンプー術(3)予備洗い、適量、すすぎ方
まず、図に示したように、シャンプー前に髪のもつれと汚れをとるため、目の粗いブラシを使って軽くブラシングします。特にロングヘアでダメージのある毛、クセ毛などは、そのままシャンプーをすると髪のもつれと絡みの原因なってしまいます。
男性の場合はショートヘアが多いと思いますが、ロングヘアでダメージのある毛、クセ毛などは、このシャンプー前のブラシングが健やかな髪の状態を保つためにおすすめです。
ブラシを使って髪のもつれを取る場合、理想的には毛先にブラシを入れ、中間部、根元とブラシングを行うと効果的です。いきなり根元にブラシを入れると、毛先までブラシが通らないことがあり、毛髪や毛根のダメージの原因になることもあります。
次に、実際にシャンプーをする前に、温かめのお湯で髪と頭皮を流します。人間を含めて動物の皮脂は固体からペースト状です。お湯をかけることで、固体やペースト状の脂(アブラ)は液体の油(あぶら)になり、除去しやすくなります。1~2分、温かめのお湯で髪と頭皮を流すことでかなりの皮脂を除去することができます。