転倒・転落で年間645人 ラーメンの汁に滑って亡くなる人も
2番目に多いのが「建物からの転落(111人)」、これも53人が家で死んでいます。屋根の修理や雪おろしの最中に落ちて死んだのです。
3番目が「階段及びステップからの転落・転倒」で106人。これもまた、66人が自宅の階段を踏み外して死んでいます。
そして4番目が「はしごからの転落」の34人。やはり、18人が自宅で死にました。庭木の手入れをしようとして落ちた、といったケースです。
転倒・転落とは関係ありませんが、自宅の風呂で溺死した人が173人いました。
やはり飲酒後の入浴がよくないようですが、降圧剤を服用している人も、溺死のリスクが高いといいます。
入浴による降圧効果と合わさって、血圧が急激に下がって、浴槽内で失神することがあるからです。
こうしてみると、中高年男性にとって、自宅はかなり危険な場所だということが分かります。
しかし働き方改革で、いつまでも会社に残っているわけにはいきませんし、後輩たちは飲みに付き合ってはくれません。もう若くはないと諦めて、“動作はゆっくり、慎重に”を心がけるしかなさそうです。