連休で寝つきが悪いなら 時差ボケ解消に朝活のススメ
メラトニンは、睡眠障害を治す薬のひとつにもなっている。メラトニンの分泌を良くする生活を心掛ける“のび太ライフ”は、理にかなっているだろう。その働きをさらに強めるのが、朝食だ。
「メラトニンの合成にはトリプトファンとビタミンB6が欠かせません。それらを含む食材を朝食で取っていると、夜間のメラトニン分泌がスムーズになり、時差ボケ解消に結びつくのです」
トリプトファンは、乳製品に多く含まれるが、大豆や鶏肉、ナッツ、ゴマ、白米などにもよく含まれる。牛乳でゴロゴロする人は朝、味噌汁や納豆、豆腐などを取ればいい。ビタミンB6は、サケやサンマ、イワシなどの魚のほか、牛のレバーに多い。つまり、時差ボケ解消にベストな朝食は、焼き魚と納豆、味噌汁でご飯を食べるような和定食というわけだ。
「時差ボケは、短時間作用型の睡眠薬を使えば、すぐに良くなります。しかし、GWやお盆、正月などの連休のたびに睡眠のリズムが狂う人は、根本的に生活を見直す必要があります。そのためには朝の行動が重要。二度寝するにしても、一度は朝日を浴びることです」
のび太くんばりの“スイマー”になりたければ、とにかく“朝活”だ。