のど<下>誤嚥を防ぐ3種類のトレーニング法 何歳からでもOK

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「“ゴックン”という飲み込みの動作をするとき、喉頭が前上方に引き上げられ、喉頭蓋が気道の入り口を塞ぎます。このときに働く『舌骨上筋群』『舌骨下筋群』といった筋肉は、喉頭自体を支える役割も果たしているのですが、これらが衰えてくると、喉頭を持ち上げる力が弱くなるだけでなく、喉頭の位置も下がってきます。喉頭の位置が下がると、明らかにのど仏の位置も低くなります」

 喉頭の位置が下がり、同時に喉頭を持ち上げる力が弱くなると気道の入り口を塞ぐ喉頭蓋が閉まるのが遅れたり、閉まり切らなかったりということが起こる。すると飲食物や唾液が気道に入りやすくなり誤嚥の可能性が高まるのだ。顔を洗うときや歯を磨くときなどに鏡を見ていて、昔よりものど仏が下がってきたかもと感じたら要注意という。

 しかし、のど仏が下がってきても心配はいらない。のどの筋肉は体の他の部位と同じで、何歳からでも鍛えられる。ここでは喉頭を持ち上げるために使う筋肉を鍛える3種類のトレーニング法を稲川医師に紹介してもらう。それぞれのやり方はこうだ。


■おでこ体操

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