唇がひどく荒れやすい…どんな病気が考えられるのか?

公開日: 更新日:

 唇は皮膚が柔らかくデリケートなため、荒れやすい部位です。唇が荒れて割れるような症状があるようなら、いくつかの病気が考えられます。

 もっとも多いのは「口唇炎」で、唇が乾燥し、皮がむけたり、唇が腫れたりして、炎症や湿疹が現れます。唇は粘膜が薄いため水分が蒸発しやすく、外からの刺激を受けやすい。たとえば唇をなめるクセがあったり、唇が日焼けして湿疹が出るケースもあります。もともとアトピー性皮膚炎がある場合、肌質が弱いので唇が切れやすく、口唇炎になる方が多くみられます。

 さらに、かんきつ類、ナッツ類、パイナップル、香辛料といった刺激のある食べ物、洗顔料や口紅などの刺激性物質、義歯などが唇に接触することで炎症を起こすケースもあります。「接触性皮膚炎(接触口唇炎)」と呼ばれています。

 いずれも治療は保湿をしっかりすることと、炎症によって真っ赤にただれる場合はステロイドの塗り薬を処方しています。

 ほかに「口唇ヘルペス」があります。ヘルペスウイルスの感染によって、唇に小さな水疱ができる病気です。風邪やストレスによる免疫力の低下が原因になり症状が出ます。春や秋の季節の変わり目に起こりやすい傾向があります。症状は、ぴりぴりとした違和感や熱感があり、唇が腫れて赤くなります。これは、ウイルスが内部で炎症を起こしているためで、痛みを生じます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された