認知症と妄想が加速…薬を飲まずに枕の下に隠してしまう
「夕食後でお出ししてみますか?」(私)
「夜じゃないと難しいですか? ヘルパーさんに来てもらっているタイミングがいいと思ったのですが」(娘)
「眠気が出ることがあります」(私)
「なるほど」(娘)
「頓服でも使うお薬なので、飲めるタイミングで大丈夫です。とにかく薬を飲んでもらえれば、妄想も治まり、ご本人も楽になると思います」(私)
「わかりました」(娘)
訪問薬局が介入したり、家族が付き添って服薬管理したりすれば、周囲が問題と感じる症状はある程度治まるでしょう。私たちもこれからの課題のひとつと捉えています。
ただ、病気によって引き起こされる症状であることや、患者さん自身になんらかの思いやプライドがあるということは、介護する側は決して忘れてはいけないと思っています。