「正月の眼精疲労」には5つの原因がある…あなたはどのタイプ?
問題は、ひと晩寝たのに良くならない、しつこい疲れ目の場合だ。
「よく、疲れ目と眼精疲労を同じものと考えておられる方がいますが、間違いです。正確には別物で、疲れ目は一時的な目の疲れを言い、睡眠や休息をとれば解消される状態です。一方、眼精疲労は疲れ目が高じた状態で、一晩寝ても良くならない、イライラする、肩が凝る、頭痛がする、といった症状が出る状態を指します。眼精疲労の場合、肩が凝るからといってマッサージに行く人がいますが、原因は目ですから、それだけでは根本の関係にはなりません。注意したいのは眼精疲労には目の不具合が隠れているケースが多いことです」
■白内障や緑内障が隠れている可能性も
実際、眼精疲労にはおおよそ5つのタイプがある。①カメラでいうレンズのような働きをする水晶体の厚さを調節し、ピントを合わせる筋肉である毛様体筋が疲労する「調整性眼精疲労」、②スマホなど近くを見続けることで寄り目を維持する筋肉に疲労が溜まる「筋性眼精疲労」、③もともと左右の視力差が大きいのをメガネなどで矯正していて、長時間同じ距離を見続けるなどして起きる「不等像性眼精疲労」。