アメリカでは乳がんの死亡率が低下、若い大腸がん患者は増加
若い大腸がん患者の増加は、日本も含め世界的な傾向です。その理由はなぜか、食事、肥満、または環境の影響なのか、はっきりとした原因は説明できないとされています。
また、がんの罹患者が増えた理由として、健診の感度が高まったためとする分析もあります。問題なのは、そのがんが有害か無害化を見分けるのが難しいことで、過剰に診断されている可能性もあるという見方もあります。
もう1点、米国がん協会が指摘するのは、人種による格差です。
白人と比較して、黒人の前立腺、胃、子宮がん、ネイティブ・アメリカンの肝臓、胃、腎臓がんの死亡率は、2倍も高い事がわかっています。レポートは、がん予防への投資を増やし、低所得者が公平な治療を受けられるようにする必要があると訴えています。