あなたの背中&腰の痛み…正体は「内臓の病気」だった!?
肝臓で分泌される胆汁の貯蔵などを行う胆のうが原因となることも。
「胆石は胆汁の成分が固まってできる。胆石が原因で発熱などが起こる病気が胆のう炎ですが、腰痛や背中の痛みを伴うことがあります」(都内の消化器専門医)
お酒を飲んだとき、右肩に不調が起きる人は肝臓に注意が必要だ。
「肝臓・胆のうからつながる神経と右肩からの神経は同じルートを共有していて脳が勘違いするからです。同じ理屈で背中に痛みがある場合は、すい臓の痛みに気をつけた方がいい」(都内の消化器専門医)
なお、コノ手の話の中には腎臓がんが紹介されるが、実際には珍しいケースだと松尾院長は言う。
「腰痛や背中の痛みからがんが発見されるとしたら、骨に転移しているケース。大抵はその前に、他の症状からがんは発見されます」
また、腰痛や背中の痛みを引き起こす命に関わる重大病として「狭心症」「心筋梗塞」「急性すい炎」「大動脈解離」「腹部動脈瘤」などがあるが、これも突然の耐え難い激痛により、病院にすぐに行くため放置されることは少ない。むしろ問題なのは放置されやすい鈍い痛み。覚えておこう。