脳や心臓にも負担が…秋の「寒暖差」が招く体調不良

公開日: 更新日:

「気温への対応がスムーズでない糖尿病や高血圧など持病のある人であれば、それをキッカケに本格的に体調を崩すことにもなりかねません。体からの放熱を防ぐため血管が収縮すると血圧が上昇するため、高血圧の人は特に注意が必要です。寒暖差が大きくなると、心筋梗塞脳卒中などの血管病のリスクが高くなります」

 寒暖差は朝晩に咳や鼻水が出る、顔がムズムズするといった寒暖差アレルギーを発症させる可能性もある。

 血管運動性鼻炎と呼ばれることもある。

風邪に似た症状がありますが風邪ではありません。風邪のように細菌やウイルスが感染したわけでも花粉症のように特定のアレルゲンに反応するわけでもないのです。寒暖差により、血管収縮がうまくできなくなることで症状が出ます。そのため風邪による鼻水は黄色や緑色をしていますが、寒暖差アレルギーのそれは無色透明なのです」

■対策は体を内側から温める

 寒暖差による体調不良が起きるのは前日に比べて最高気温や最低気温が変化するだけじゃない。同じ日でも朝晩で大きく異なったり移動場所によって違ったりすると、症状が表れる。寒暖差リスクが高い人は暑さ・寒さが苦手、熱中症になったことがある、季節の変わり目に体調不良を起こす、クーラーが苦手、手や足が冷たい、常にエアコンをつけて温度が一定の環境に長時間いる、体がむくみやすいなどの人だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 2
    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

  3. 3
    ソフトB山川穂高 数字では測れない「4番の価値」…打てない時期もチームの躍進に大貢献

    ソフトB山川穂高 数字では測れない「4番の価値」…打てない時期もチームの躍進に大貢献

  4. 4
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  1. 6
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  2. 7
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  3. 8
    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

  4. 9
    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  5. 10
    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題