脳や心臓にも負担が…秋の「寒暖差」が招く体調不良

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「気温への対応がスムーズでない糖尿病や高血圧など持病のある人であれば、それをキッカケに本格的に体調を崩すことにもなりかねません。体からの放熱を防ぐため血管が収縮すると血圧が上昇するため、高血圧の人は特に注意が必要です。寒暖差が大きくなると、心筋梗塞脳卒中などの血管病のリスクが高くなります」

 寒暖差は朝晩に咳や鼻水が出る、顔がムズムズするといった寒暖差アレルギーを発症させる可能性もある。

 血管運動性鼻炎と呼ばれることもある。

風邪に似た症状がありますが風邪ではありません。風邪のように細菌やウイルスが感染したわけでも花粉症のように特定のアレルゲンに反応するわけでもないのです。寒暖差により、血管収縮がうまくできなくなることで症状が出ます。そのため風邪による鼻水は黄色や緑色をしていますが、寒暖差アレルギーのそれは無色透明なのです」

■対策は体を内側から温める

 寒暖差による体調不良が起きるのは前日に比べて最高気温や最低気温が変化するだけじゃない。同じ日でも朝晩で大きく異なったり移動場所によって違ったりすると、症状が表れる。寒暖差リスクが高い人は暑さ・寒さが苦手、熱中症になったことがある、季節の変わり目に体調不良を起こす、クーラーが苦手、手や足が冷たい、常にエアコンをつけて温度が一定の環境に長時間いる、体がむくみやすいなどの人だ。

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