薄味に慣れさせるべし 腎臓を長持ちさせる食べ方・飲み方

公開日: 更新日:

 腎機能が低下している自覚はあるが、仕事や人間関係から、これからの時期は宴会などでの飲食は避けられない――そんな人もいるはずだ。腎臓を長持ちさせるには食事やお酒のどんな点に気をつけたらいいのか? 腎臓病専門医で「松尾内科クリニック」(東京・桜新町)の松尾孝俊院長が言う。

「腎臓病の進行をストップするための食事の基本は、塩分、タンパク質、エネルギーのコントロールです。塩分の取り過ぎは過剰な塩分を尿中に排泄させるために糸球体の負担を強いることにつながります。タンパク質の取り過ぎは老廃物を多く生むため、これも腎臓には負担です。エネルギーの取り過ぎは肥満につながり、糖尿病脂質異常症、高血圧を招き、腎臓の血管に動脈硬化を起こす。結果的に腎臓を苦しめます」

 本来、腎臓病患者の食事法はステージ(重症度)ごとに6段階に分かれており、ステージに応じた食事法が確立している。そのため、医師や栄養士の食事指導を受けることになる。

 とはいえ、あまり腎臓病への切実感のない人にとっては加工食品のエネルギー量や食塩量を栄養成分表示で調べながら食べるのは味気ない。そもそも、「塩分は1日6グラム以内」「タンパク質は良質なものを少量取る」などといわれてもピンとこない人も多い。どうすればいいのか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末