<1>呼吸器だけではない 血液介在の全身感染症だった

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスのもうひとつの武器はACE2受容体と呼ばれる入り口を選択したことだ。ウイルスはどんな細胞にも感染できるわけでなく、表面に侵入口となるタンパク質をもった細胞にのみ感染する。そこから細胞内に入って細胞内の材料を使ってウイルスを大量にコピーして感染拡大していく。ACE2受容体はさまざまな臓器の細胞表面に発現しているため、新型コロナウイルスはより宿主たるヒトにより強固に感染・増殖することができるのだ。SARSウイルスも同じ侵入口を選択しているが、新型はそれと結合するウイルス表面の突起状のタンパク質(Sタンパク質)が、より結合しやすく変異したと考えられる。

【連載】第2波に備えよ 新型コロナを徹底検証

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係