ワクチン先進国の感染者の高止まりは「気の緩み」が原因?
ひとつの考えとして「気の緩み説」がある。ワクチン接種したことで、もはや自分は感染しない、他人に感染させないとの過信が生まれた。それが人々の気の緩みにつながり、行動が大胆になり感染に拍車をかけたという説だ。
ワクチンを打ったことで従来種が抑えられた分だけ感染力が強くワクチンの影響を受けにくい変異株が増えた説、効かないワクチンを打ったために増えたように見えた説、ワクチン自体が体内に潜んでいたウイルスの変異を促したとの見方もある。
ただし、いずれも仮説に過ぎず、証明されたものは何もない。ハッキリしていることはワクチンを接種した国の中には新規感染者が増えたり、高止まりする国があり、いまはワクチンさえ打てばすべて丸く収まるとは思えない状況だ、ということだ。