著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

ブヨに刺されたら…唾液を吸い出し、水で洗い流し、冷やす

公開日: 更新日:

■唾液には鎮痛作用がありかじられてもすぐには気づかない

 ブヨによる痒みの原因は、彼らの唾液に含まれるタンパク質成分によるアレルギー反応です。ブヨの唾液には、鎮痛作用の成分が含まれているため、刺されても(かじられても)すぐには気づきません。また傷口からの出血が止まらないように、血液凝固を阻止する成分も含まれています。それらに対するアレルギー反応で、痒くなるのです。その点、蚊刺症と共通しています。

 痒みの感じ方は体質や年齢によって違ってきますが、人によっては中心に水ぶくれを持つ大きな発疹ができることもあり、掻きつぶすとますます治りが悪くなります。刺されたときの応急処置は、ポイズンリムーバーで毒(ブヨの唾液)を吸い出すこと、きれいな水で洗い流すこと、冷やすことなどです。

 刺されてすぐに43~45度のお湯で温めるという説もあります。熱で毒が失活するため、痒みがある程度抑えられるという理屈です。しかしすでに赤く腫れた状態で温めると、かえって炎症がひどくなるので、あまりやらないほうがいいかもしれません。

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