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下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

患者はその場ですべてを聞いて判断し、納得しなくてもいい

公開日: 更新日:

医師「言っても大丈夫ですか?」

患者「お願いします」

医師「正直、今の悪い状態が続くと週単位かなと思います。でも、はっきりしたことは分からない」

患者「ご飯を食べられなくなると終わりですよね?」

医師「ひとつの目安にはなりますね」

 こうして、この患者さんは在宅医療を開始して約1カ月ほどで旅立たれました。実際には予想より長く頑張って生活できたわけですが、「悪い予想が、良い方に外れましたね」とお話ししたところ、笑っていらっしゃいました。

【連載】最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと

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