「運動」は動脈硬化を予防するためにきわめて大切
こういった歩かせるための“仕掛け”を実現させるには、もちろん大きな財源が必要ですから、政府が税金を投じるなどして率先して進めるべきと考えます。必要だから歩く人が多くなればなるほど、結果的に心臓や脳などの動脈硬化性疾患、糖尿病、腎機能障害による人工透析の患者さんが減って、右肩上がりで増え続けている医療費の抑制につながるからです。
動脈硬化が進んで病気になったから治すのではなく、病気にならないように動脈硬化を予防することが、何より大切で、ひいては健康寿命の延長につながっていくと考えています。
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