高齢者が健康を保つ「栄養」と「食事」で大切な基本はなにか
私は朝5時に起床していて、その際に摂取するのは水分だけです。コーヒーも飲みますが、砂糖はなしです。それから、昼12時に病院で検食を食べます。検食とは、病院で提供する食の安全を担保するために責任者が行う試食のことで、ここで500キロカロリー程度の食事をとります。
その後、20時に夕食をとるまでに、お腹がすいてしまうので、おやつを食べます。200~300キロカロリー程度です。夕食では、お腹がペコペコなのでがっちりおいしくタンパク質の多い食事をとります。こちらは800~1000キロカロリー程度です。快適に仕事をするために、おいしい食事で筋肉を維持するようにしています。
夕食後の糖分は翌日12時の昼食まで摂取しません。水分補給のみです。このため、翌日の昼食ではお腹がペコペコです。この間に内臓脂肪や血管内皮のコレステロールが消費されるわけです。
一方、痩せ気味の人は、加齢により筋肉量が落ちていくので、筋力や体力も低下します。骨粗しょう症が進行して歩行障害や転倒骨折につながるため、筋肉増強による体づくりが必要になります。ですから、痩せ気味の方はしっかりと3食を規則正しくとってください。