新谷仁美直撃<4>マラソンに挑戦する気はありますか?
「そこも変えていかなければなりません。私の中で思っていることは、偉そうに言うなら結果を出せ、ということです。偉そうに言うつもりはありませんが、結果を出してこそ、話を聞いてくれる人は多くなる。だから、私には結果が必要なんです。マラソンではなく、トラックの長距離でタイトルを取りたい。タイトルを取った上で、マラソンに転向するのか、短距離に行くのか、今はわかりませんが、そのように考えています」
――新谷さんの言うタイトルとは、五輪や世界陸上でのメダルですか。
「そうですね。日本記録も入っていますが、みなさんにストレートに伝えられるのは、世界での結果だと思います。そこに照準を合わせていかないとやっていけません。好きだから続けていくという精神はありませんから。ハングリー精神を持ってしっかり戦っていかないと」
■走る距離と緊張度が違う
――マラソンで1億円を手にした設楽選手に、2度も日本記録を出して2億円をもらった大迫選手も、5000メートルや1万メートルで五輪や世界陸上に出場しています。新谷さんにも、マラソンにも挑戦して欲しいという声があります。第1回東京マラソンにも優勝していますし。