マー君の幸運は野村克也氏と“お荷物球団”に巡り合えたこと

公開日: 更新日:

 田中入団時の楽天は05年に新規参入したばかり。07年までの2年間はダントツの最下位の「お荷物球団」だったが、田中が入団した年にリーグ4位に浮上している。

 田中は1年目からリーグ最多の28試合に先発し、11勝をマーク。新人王を獲得したが、プロ初先発から3試合連続でKOされている。野村監督がガマンして使い続けたことが実を結んだといえよう。当時の巨人ソフトバンクのように戦力が豊富なチームだったら、1年目から一軍でフル回転することはなかったかもしれない。田中自身、「野球人生における最大の幸運のひとつ」と言ったように、クジ引きで野村氏がいた楽天に入団できたことはまさに僥倖だった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ