本格的な猛暑が到来!「クーラー病」を徹底的に防ぐ6つの方法
「体が冷えて交感神経が優位になると、下痢や腹痛のほか、血管の収縮によって血行が悪くなり、頭痛や腰痛、肩こりの症状を引き起こします。日頃からストレスを感じやすい人、睡眠不足の人は自律神経が乱れやすいので注意してください」
とりわけ高齢者は、加齢に伴い体温調節機能が低下している。気づかないうちに低体温になりやすいので気をつけたい。
クーラー病を改善・予防するには、とにかく「冷やさない」が基本になる。冷えの症状があれば、①夏場でも厚手の靴下やレッグウオーマー、腹巻きの着用やひざ掛けで体を温める必要がある。
「②サーキュレーターの使用も効果的です。暖かい空気は上部にとどまりやすいので、サーキュレーターを上向きで回しておくと上から下に暖かい空気が流れ、足元の冷えを予防できます」
また、③温かい麦茶やルイボスティー、さゆといったカフェインレスの飲み物を取るのも有効だ。一方で、コーヒーや紅茶にはカフェインが含まれ、カフェインには交感神経を活性化させ冷えを助長させるリスクがある。飲むなら自律神経に影響がない1~2杯程度にとどめるといい。