子どもの「小顔」は歯並び不良、口呼吸、虫歯・歯周病を招く
【子どもの足がつく椅子・机の高さにする】
「足がブラブラ浮いていると、ガブッと噛む力を発揮できません」
指しゃぶり、唇をかむ、頬づえ、うつぶせ寝、猫背といった歯並びと顔を変形させる癖があれば、それらの改善にも取り組む。ひどい歯並び不良の子どもでも、7~8歳くらいから筋機能矯正装置、口腔筋機能療法、生活習慣の改善に熱心に取り組むことで、半年目くらいから劇的な変化を見せるという。
「昔は小児歯科での“虫歯洪水”(子どもの虫歯が多かった)の解決が課題でしたが、現代は顎顔面発育障害といったあごの発育障害が課題。口の健康なくして全身の健康はありません」
子どもに重篤な健康被害が後々生じないよう、親は正しい知識で対策を講じるべきだ。