ドジャース大谷「珍しく苦言の指揮官」を黙らせるべく狙うは得点圏打率よりも「四球増」

公開日: 更新日:

 野手として主にDHで出る以上、好機に弱いのはマイナスと思いきや、実はWARの評価で得点圏打率は重視されないという。

 大リーグに詳しい友成那智氏がこう言った。

「野手のWARは状況ごとの結果よりも単純に安打数や本塁打数、四球数、盗塁数が加算され、単打よりも二塁打、三塁打、本塁打と長打になればなるほどポイントが上積みされます。さらに、四球は単打よりも価値が高いため、ホームランバッターよりも出塁率の高い打者が有利になるのです。ちなみに今季の大谷は走塁を重視し、ここまで4盗塁(盗塁死0)をマークしていますが、盗塁死は成功で得られるプラス以上にマイナスが大きいので、慎重になる必要があります」

 試合終盤に勝負を避けられた昨季までとは異なり、強打者が並ぶ今季は申告敬遠がないため、ここまで7四球にとどまっている。

「昨季、2度目のMVPを受賞した大谷のWARは投手2.4、打者6.5の計8.9だった。MVP候補に名を連ねるのには最終的に6.5~7.0は必要。60本塁打に100四球が目安になるでしょう」とは友成氏。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり